2019年10月17日(木)開場11:15/18日(金)開場9:15福井県若狭湾エネルギー研究センター ホール

 2016年の原子力関係閣僚会議で、将来的に「もんじゅ」の敷地を活用して、新たな試験研究炉を設置することが決まりました。わが国の今後の原子力研究や人材育成を支える中核的拠点となるよう位置づけられます。原子力利用には原子力発電の他に試験研究炉の利用も含まれ、基礎研究、医療や産業応用など、様々な分野で、皆さまの生活に貢献しています。地域の皆さまに、試験研究炉について理解をより深めていただきたくシンポジウムを開催します。多くの皆さまのご来場を心よりお待ちしています。

参加費無料 ご自由にご参加ください!

開催日・場所等

開催日 2019年10月17日(木)(11:15開場)・10月18日(金)(9:15開場)
場所 福井県若狭湾エネルギー研究センター ホール(福井県敦賀市長谷64-52-1)>アクセス
使用言語 日本語及び英語(同時通訳あり)
参加費 無料
事前申込 不要
主催
共催 福井県、敦賀市、

プログラム 使用言語日本語及び英語(同時通訳あり)

1日目 2019年10月17日(木)

11:15 開場
12:00 主催者挨拶、共催者挨拶
12:20 第1部 「試験研究炉」とはなにか~国内外の取組~
12:20~12:50 基調講演 試験研究炉とはなにか
上坂充
東京大学大学院工学系研究科原子力専攻
教授
本シンポジウムのテーマ「試験研究炉とはなにか」について地域住民の方々にわかりやすいよう基礎的な内容を紹介。
12:50~13:30 基調講演 海外における試験研究炉の動向
ラム・シャルマ
国際原子力機関(IAEA)
核燃料サイクル・廃棄物技術部
研究炉課長代理・原子力エンジニア
国外の試験研究炉の活用事例及び国内との比較を紹介。
13:30~13:50 基調講演 我が国の試験研究炉の現状と今後の方向性について
清浦隆
文部科学省
研究開発局
原子力課長
試験研究炉の現状及び課題、今後のスケジュールを紹介。
13:50 休憩
14:05 第2部 国内事例から学ぶ試験研究炉の未来への期待
14:05~14:35 報告 京大における試験研究炉の研究教育活動と地域との関係
川端祐司
京都大学複合原子力科学研究所
所長・教授
京大炉の規模と用途、成果と実績を、一般に関心の高い医療利用を含めて紹介。
14:35~15:05 報告 福井県における試験研究炉の利用ニーズ
宇埜正美
福井大学附属国際原子力工学研究所
所長・教授
福井県における主に研究者・大学などの試験研究炉の利用ニーズを紹介。
15:05 休憩
15:20~17:00 学生パネルディスカッション 試験研究炉による研修成果と新たな試験研究炉への期待
コーディネーター 上坂充 東京大学大学院工学系研究科原子力専攻
教授
川端祐司 京都大学複合原子力科学研究所
所長・教授
宇埜正美 福井大学附属国際原子力工学研究所
所長・教授
パネリスト 渡辺将弘 福井大学大学院工学研究科
原子力・エネルギー安全工学専攻修士課程2年
青木祐太郎 福井工業大学大学院工学研究科
応用理工学専攻原子力技術応用工学コース博士後期課程2年
尾関政文 東京大学大学院工学系研究科
原子力国際専攻修士課程1年
石黒明成 京都大学大学院エネルギー科学研究科
エネルギー基礎科学専攻修士課程2年
島津美宙 近畿大学大学院総合理工学研究科
エレクトロニクス系工学専攻修士課程2年
試験研究炉による研修成果や課題、未来に期待することについて議論する。

2日目 2019年10月18日(金)

9:15 開場
10:00 主催者挨拶
10:10 第1部 試験研究炉を活用した社会貢献~地域との関わり~
10:10~10:40 講演 原子力機構における研究炉の利用状況と社会貢献
三浦幸俊
日本原子力研究開発機構
理事(原子力科学研究部門長、安全研究・防災支援部門長)
試験研究炉は何ができるか、社会にどう役立つか、ユーザーからの要望を紹介。
10:40~11:20 講演 ミュンヘン工科大学における研究炉の利用研究と社会貢献
アントン・カステンミュラー
ミュンヘン工科大学(ドイツ)
ハインツ・マイヤー・ライプニッツ中性子研究所(FRM II)
テクニカルディレクター
研究炉20MWでの実績、地元への影響(産業振興に繋がった事例)を紹介。
11:20~12:00 講演 ノースカロライナ州立大学における研究炉の利用研究と社会貢献
アイマン・ハワリ
ノースカロライナ州立大学(米国)
原子力工学部特別教授・原子炉プログラム長
研究炉2MWでの実績、人材育成の実績を紹介。また、産業利用のための大型研究炉活用の段階的な検証について、現在の状況を紹介。
12:00 休憩(昼食)
13:20~13:50 講演 企業による試験研究炉の利活用について
吉岡研一
東芝エネルギーシステムズ株式会社
エネルギーシステム技術開発センター
原子力技術研究所
参事
企業(ユーザー)から見る試験研究炉の利用ニーズを紹介。
13:50~14:20 講演 国内における放射性同位元素の医療利用
北岡麻美
公益社団法人日本アイソトープ協会
医薬品部
医薬品・試薬課
課長
国内における放射性同位元素の医療利用の現状と課題について紹介。
14:20 休憩
14:35 第2部 試験研究炉を活用した社会貢献~国内外の事例から学ぶ~
14:35~16:35 パネルディスカッション 試験研究炉を利用した研究開発と社会貢献について
座長 上坂充 東京大学大学院工学系研究科原子力専攻
教授
パネリスト ラム・シャルマ 国際原子力機関(IAEA)
核燃料サイクル・廃棄物技術部
研究炉課長代理・原子力エンジニア
アントン・カステンミュラー ミュンヘン工科大学(ドイツ)
ハインツ・マイヤー・ライプニッツ中性子研究所(FRM II)
テクニカルディレクター
アイマン・ハワリ ノースカロライナ州立大学(米国)
原子力工学部特別教授・原子炉プログラム長
来馬克美 福井工業大学工学部原子力技術応用工学科
教授
吉岡研一 東芝エネルギーシステムズ株式会社
エネルギーシステム技術開発センター
原子力技術研究所
参事
三浦幸俊 日本原子力研究開発機構
理事(原子力科学研究部門長、安全研究・防災支援部門長)
清浦隆 文部科学省
研究開発局
原子力課長
本シンポジウムを通して、試験研究炉とはどのようなものか、どのように利用されているのかなどについて講演内容を総括し、もんじゅサイトの新たな試験研究炉への期待について議論する。
16:35 閉会挨拶 文部科学省

お知らせ

会場周辺に飲食施設がないため、2日目は会場でお弁当、軽食、コーヒー等の販売を行います。会場内での飲食は可能ですが、弁当がら等のゴミは指定された場所にお捨てください。

展示ブース

場外で展示ブースを開催します。休憩時間に各ブース説明者が対応します。

  1. 若狭湾エネルギー研究センター
    加速器施設と研究内容の紹介
  2. 福井大学
    研究内容の紹介
  3. 福井工業大学
    研究内容の紹介
  4. 東京大学
    研究内容の紹介
  5. 京都大学
    複合原子力科学研究所の紹介
  6. 近畿大学
    原子力研究所の紹介
  7. 福井県廃炉業務評価委員会
    廃炉業務に活用できる県内企業の製品を紹介
  8. 福井県廃炉業務評価委員会による企業

    ①株式会社ATOUN
    腰用アシストスーツモデルY(パワードウェアATOUN MODEL Y)
    ②太陽工業株式会社
    重量物を収納・保管・輸送することができるフレキシブルな容器
    形状に合わせられる放射性遮へいマット
    データ保管ができるインシュロック式ICタグ
    難燃材を用いた養生資材
    ③ネオシーズ株式会社
    油取りフロアシート
    高所作業時のハーネス型安全帯
    ショック吸収付きランヤード
    ④若狭原子力技術シニアコンサルティング株式会社
    小口径配管縦割り装置

    ⑤株式会社ホクコン
    重量物移動工法(エアーキャスター工法)
    放射線を遮へいできるコンクリート(Gコン)
    シーリング用の耐放射性シリコン樹脂(スクラムシール-100)
  9. 株式会社アトックス
    既存技術の原子力廃止措置への応用 & 原子力技術の医療分野への応用について
  10. 日本原子力研究開発機構
    産学連携成果製品(消臭和紙や全面マスク専用遮光パーツ等)、研究炉JRR-3(熱出力20MW)について

会場へのアクセス

福井県若狭湾エネルギー研究センター
福井県敦賀市長谷64-52-1

■舞鶴若狭自動車道敦賀南スマートIC下車約1分
■JR敦賀駅から車で約20分
■シャトルバス運行あり

お問い合わせ

公益財団法人原子力安全研究協会
Mail:メールアドレス TEL:03-5470-1985
Twitter:@TISymposium

※大変恐れ入ります。ウィルス、迷惑メール対策のため、メールリンクは設定しておりません。メールを送信いただく際はお手数ですが、上記アドレスを入力してください。よろしくお願い申し上げます。


登壇者情報 (登壇順)

上坂充の写真
上坂充東京大学大学院工学系研究科原子力専攻
教授
1985年東京大学大学院工学系研究科原子力工学専門課程博士課程修了(工学博士取得)
1985年石川島播磨重工業株式会社入社、エネルギー事業本部高度技術開発部配属
1991年東京大学工学部附属原子力工学研究施設助教授
1999年東京大学大学院工学系研究科附属原子力工学研究施設教授
2005年より現職
学会の委員等は、2001年から国際将来加速器委員会(ICFA)Panel on Advanced and Novel Accelerators委員、2007年から2013年までICFA Panel on Advanced and Novel Accelerators議長、2011年からJapan-IAEA Nuclear Energy Management School実行委員長、2013年からIAEA International Nuclear Management Academy(INMA)委員、2014年から2016年まで日本原子力学会副会長、2016年から2018年まで日本原子力学会会長、2017年から日本学術会議連携会員。専門は、量子ビーム工学、小型加速器・レーザー開発、がん診断治療応用、福島溶融燃料分析、橋梁・産業インフラX線診断、卓上レーザーマイクロビーム源開発応用など。先進小型加速器・レーザーの開発と医療・産業/社会インフラ診断・原子力応用、核放射性廃棄物から小型電子ライナックによって核医学薬剤(Mo-99/Tc-99m, Ac-225)の創製の研究を行っている。また、国際原子力機関(IAEA)、日本原子力人材育成ネットワークと連携して、国際原子力人材育成を推進している。
ラム・シャルマの写真
ラム・シャルマ国際原子力機関(IAEA)
核燃料サイクル・廃棄物技術部
研究炉課長代理・原子力エンジニア
1979年から1999年までバーバ原子力研究センター(インド)の原子炉運転部で運転員として活躍し、40MWのサイラス原子炉(インド)の安全運転を担当した。1999年から2003年までサイラス原子炉の管理補佐として活躍し、サイラス原子炉の改修、改修したシステムの試運転及び原子炉の再稼働を担当した。2003年から2009年までサイラス原子炉の管理者として活躍し、優れた性能(今までで最も高い信頼性と利用可能性)を有する改修したサイラス原子炉の運転を担当した。2009年から2013年まで原子炉運転部長として活躍し、トロンベイ(インド)の全ての運転中の研究炉の運転、アプサラ原子炉(インド)の廃止措置及びサイラス原子炉の廃止措置の計画立案を担当した。2013年から2016年1月まで原子炉グループの副所長として短期間、その後に所長として活躍し定年退職した。その間、トロンベイの全ての運転中の研究炉の運転、サイラス原子炉の永久閉鎖の管理及び計画中のトロンベイとヴィシャーカパトナム(インド)の研究炉プロジェクトの設計を担当した。また、インドにおける原子力発電所や他の施設の規制や安全レビューにも関与してきた。2016年4月から国際原子力機関(IAEA)の研究炉課において課長代理及びプロジェクトマネジャーとして活躍している。研究炉の運転と保守、研究炉課の活動のマネジメント、加盟国に対する研究炉の運転の稼働率や信頼性の向上のための技術支援(資源の有効活用、新規研究炉プロジェクトのマネジメント、能力開発、レビューミッションの実施、出版、技術的会合やワークショップの運営)を担当している。
清浦隆の写真
清浦隆文部科学省
研究開発局
原子力課長
原子力に関する科学技術面の政策立案や日本原子力研究開発機構の監督などの全体総括を担当。1993年科学技術庁入庁。在ウィーン国際機関日本政府代表部参事官、文部科学省海洋地球課長、科学技術振興機構経営企画部長などを経て2018年より現職。
川端祐司の写真
川端祐司京都大学複合原子力科学研究所
所長・教授
1985年京都大学大学院工学研究科原子核工学専攻博士課程研究指導認定退学
1985年日本原子力研究所研究炉管理部研究員
1990年京都大学原子炉実験所助手
1994年京都大学原子炉実験所助教授
2003年京都大学原子炉実験所教授
2015年京都大学原子炉実験所所長・教授
専門は、中性子物理工学、中性子イメージングなど。
宇埜正美の写真
宇埜正美福井大学附属国際原子力工学研究所
所長・教授
1988年大阪大学大学院工学研究科博士後期課程原子力工学専攻修了(工学博士)
1988年日本核燃料開発株式会社勤務
1991年大阪大学工学部原子力工学科助手
1998年大阪大学大学院工学研究科助教授
2009年福井大学附属国際原子力工学研究所教授
2011年福井大学附属国際原子力工学研究所副所長
2019年福井大学附属国際原子力工学研究所所長
研究テーマは、日本核燃料開発株式会社では、高燃焼度用燃料被覆管の腐食挙動に関する研究、大阪大学では、超高温処理法による廃棄物処理研究、Zr水素化物の物性研究、福井大学附属国際原子力工学研究所では、ウラン・トリウム燃料の物性研究、照射済燃料の物性評価手法開発、溶融凝固模擬燃料デブリの物性研究など。所属学会は、日本原子力学会(教育委員会委員長、核燃料部会部会長)。
三浦幸俊の写真
三浦幸俊日本原子力研究開発機構
理事(原子力科学研究部門長、安全研究・防災支援部門長)
1981年東北大学大学院工学研究科原子核工学専攻修士課程修了
1981年日本原子力研究所入所
1987年東北大学工学博士取得
2010年日本原子力研究開発機構経営企画部上級研究主席・部長
2013年日本原子力研究開発機構もんじゅ安全・改革本部もんじゅ安全・改革室長
2015年日本原子力研究開発機構理事
アントン・カステンミュラーの写真
アントン・カステンミュラーミュンヘン工科大学(ドイツ)
ハインツ・マイヤー・ライプニッツ中性子研究所(FRM II)
テクニカルディレクター・理学博士
1995年ミュンヘン工科大学(TUM)物理学学位取得
2000年TUM核物理学理学博士取得
2000年TUM物理学部核物理研究所博士研究員
2001年TUM FRM II検出器技術研究室科学研究員
2007年FRM II原子炉強化部長として、原子力許認可、供用中検査、原子炉施設の改修や改良、作業安全及びプロジェクトマネジメントの責任者を務める
2010年FRM IIテクニカルディレクター、旧FRMテクニカルディレクター、放射線防護責任者
委員会活動は、2010年からドイツ原子力安全基準委員会(KTA)委員、KTAサブグループ「炉心とシステム設計」委員、ドイツ研究炉ワーキンググループ委員、ドイツ原子力技術組織(KernD e.V.)役員、原子力施設(AtZUP)や機密文書(SU2)へのアクセス権保有者、原子力関連会議やワーキンググループ等への定期参加。
アイマン・ハワリの写真
アイマン・ハワリノースカロライナ州立大学(米国)
原子力工学部特別教授・原子炉プログラム長
ミシガン大学(米国)において原子力工学の博士号を取得した。技術的な取組は、物質中での熱中性子化、核データ検証のための放射線測定と非破壊検査の基礎研究及び高強度な研究炉の中性子やγ線の開発と利用である。また、研究炉に関する国際グループ(IGORR)の運営委員会のメンバー、経済協力開発機構/原子力機関(OECD/NEA)の「熱散乱則解析」に関するグループの議長及び米国国家核安全保障局(NNSA)の核データ諮問グループ(NDAG)のメンバーを務めている。ノースカロライナ州立大学(NCSU)のPULSTAR炉でユニークな研究や教育システムを発展させ、最近公開された評価済の核データファイル(ENDF/B-VIII.0)に対し熱中性子の散乱データの基礎的な貢献をしてきた。また、NCSUのアルコア基金工学研究業績賞を授与され、米国原子力学会(ANS)のフェロー会員でもある。
吉岡研一の写真
吉岡研一東芝エネルギーシステムズ株式会社
エネルギーシステム技術開発センター
原子力技術研究所
参事・工学博士
1993年大阪大学大学院工学研究科原子力工学専攻修了。1993年株式会社東芝入社、研究用原子炉を用いた軽水炉燃料開発に従事。2019年より現職。原子炉主任技術者の国家資格を所有している。
北岡麻美の写真
北岡麻美公益社団法人日本アイソトープ協会
医薬品部
医薬品・試薬課
課長
1999年東海大学工学部原子力工学科卒業。1999年公益社団法人日本アイソトープ協会入社、総務部放射線安全課にて放射線管理業務に従事。2001年公益社団法人日本アイソトープ協会アイソトープ部技術課にて校正用線源等の製造に従事。2003年公益社団法人日本アイソトープ協会アイソトープ部業務一課にて放射性試薬の頒布業務に従事。2006年公益社団法人日本アイソトープ協会学術振興部学術課にて部会運営業務に従事。2008年公益社団法人日本アイソトープ協会医薬品部医薬品・試薬課にて放射性医薬品及び放射性試薬の頒布業務に従事。2017年より現職。
来馬克美の写真
来馬克美福井工業大学工学部原子力技術応用工学科
教授
1972年大阪大学工学部原子力工学科卒業。福井県総務部企画幹(エネルギー研究開発拠点)、公益財団法人若狭湾エネルギー研究センター専務理事を経て、2012年より現職。専門は、原子力安全規制における国と地方との役割分担の在り方、地域と原子力との共生の在り方など。